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新シリーズ“THE URBAN SCOUT”のソーラークロノグラフモデル。

ヴィンテージミリタリーウオッチからインスパイアされ、それを現代に再解釈したデザインが特徴だ。

セイコーエプソンが開発した日本製のソーラームーヴメントを採用し、フル充電された状態では、最大で5カ月間の電力を蓄えられる。6時位置付近に表示されるインジケーターで、充電状態を簡単に確認できるのロレックススーパーコピーもポイントだ。

【画像】仕様違いで4種厳選、セイコーエプソン製ムーヴメント搭載、“MUS ソーラークロノ”を見比べる
“MAVEN(マベン)”は、都会と自然をテーマとして、ミニマルでありながら個性を備えた時計を展開している香港発祥の時計ブランドだ。国際的なデザインコンペティション“レッドドットデザイン賞”からデザイン賞を受賞した実績をもち、そのデザイン性の高さが世界的に高い支持を集めている。

今回クローズアップした“ザ・アーバンスカウト”は、1960年代〜70年代のヴィンテージミリタリーウオッチからインスパイアされた新シリーズ。

往年のミリタリーウオッチを現代風に再解釈したデザインが特徴となっており、文字盤、ケースにミリタリーのエッセンスを取り入れつつ、どんな装いにもマッチするクリーンでミニマルなデザインに仕上げられている。

MUS-SOLAR-CHRONO_dial
6時位置のスモールセコンドは、パワーリザーブインジケーターとしての機能を備える。4時位置のプッシュボタンを長押しするとオレンジにマーキングされた部分を針が示し、パワーリザーブの残量を大まかに把握できる。

“MUS ソーラークロノ”は、セイコーエプソン製のソーラームーヴメントを搭載したクロノグラフモデルだ。文字盤には三つのサブダイアル(3時位置に24時間計、6時位置にスモールセコンド、9時位置に30分積算計)がレイアウトされ、ミニマルなデザインに計測機器を思わせるメカニカルな雰囲気をプラス。

5秒刻みにドットを配したレイルウェイインデックスの三角マーカー、秒針、サブダイアルに差し色を取り入れて、クロノグラフ王道スタイルにカジュアルなアクセントを加えている。

MUS-SOLAR-CHRONO_case
耐傷性に優れ、透明度の高いサファイアクリスタル風防、ネジ込み式リューズを採用し100m防水を確保。軍用時計で採用されることの多い、サンドブラスト仕上げを施したステンレススチールケースが存在感を主張する。

メカニカルな文字盤に加えて、サンドブラスト加工のステンレススチールも印象的だ。ベゼルのないシンプルなオーバル型のフォルムは、70年代から80年代の軍用時計を思わせるもので、一般的な時計とは逆に、ケース表面に逆テーパーの造形を採用。湾曲したケースが陰影を生み出し、シンプルでありつつ、個性を備えたデザインに仕上げられている。

デザイン性の高さはもちろん、最大5カ月分のパワーリザーブを備えたソーラームーヴメント、100m防水など、デイリーユースに最適な実用性を備えているのも大きな魅力。この秋冬の即戦力として、ぜひチェックしておきたい。

ジュエリーコレクション“ロンジン プリマルナ”から、ホリデーシーズンの手元を彩る新作セレクションを発表した。

刷新された2025年の新生コレクションは、月の満ち欠けへのオマージュを継承しながら、美的・技術的両面で進化を遂げた。ジュエリーのような存在感を放つモデルが並び、ペアウオッチにも自分へのご褒美にも適した幅広いバリエーションを揃える。

まず、30mmのクォーツモデルは、光が差すたび繊細に煌めくミントブルーとラベンダーモーブのサンレイ文字盤が特徴。15粒のダイヤモンドインデックスが可憐な表情を添え、スーパーコピー 時計一体型ブレスレットと滑らかなケースラインにも注目だ。

シーズンの雰囲気を纏うサンレイシルバーやマザー・オブ・パールモデルなど全モデルが揃い、クォーツキャリバー“L257.2”を搭載。販売価格は、20万2400円〜27万8300円だ。

LONGINES(ロンジン)ロンジン プリマルナ
■Ref.L8.126.4.97.6。SS(34mm径)。3気圧防水。自動巻き(Cal.L899.5)。49万600円

ムーンフェイズ搭載の34mm自動巻きモデルは、伝統的なクロワゾネの技法を思わせる立体的なアワーリングと、ブルーまたはグリーンのマザー・オブ・パールが神秘的な深みを演出す。内部には、ロンジン エクスクルーシブキャリバー“L899.5”を備え、約72時間のパワーリザーブと安定した精度を保つ。

マザー・オブ・パールに配されたダイヤモンドと、サファイアクリスタルの透明感が調和し、月のエッセンスを細部にまで宿す独自の美しさが際立ち、腕元を見るたび気持ちを満たすロマンティックな一本に仕上がっている。こちらの販売価格は、49万600円だ。

そして、タイムレスな3針モデルは、シリコン製ヒゲゼンマイを採用したキャリバー”L888.5”を搭載。約72時間のパワーリザーブを備え、時計本来の価値である視認性と品格を端正に表現し、どんなスタイリングにも溶け込む高い汎用性を持つ。

また、サンレイシルバーやマザー・オブ・パール、バイマテリアルなど多彩な文字盤がラインナップ。バランスの良い34mmケースを採用するほか、ダイヤモンドベゼル仕様では一段とジュエリー感が際立つ華やかな佇まいとなっている。なお、販売価格は33万円〜77万7700円となる。

ブレスレットはいずれも操作性の高いプッシュピース式開閉システムを備えたフォールディングクラスプを採用し、ステンレススチールまたはアリゲーターベルトと組み合わせることで、オン・オフ問わず自在に楽しめる仕上がりである。

カルティエ プリヴェに加わったタンクの始祖であるタンク ノルマルほど、神話的なモデルはない。

毎年、カルティエファンは、メゾンの最も歴史的かつ“神話的”モデルを集めた“コレクターズアイテムの中のコレクターズアイテム”と当ブランドが呼ぶ限定コレクション、カルティエ プリヴェ(Cartier Privé)の最新作が発表されるのを期待している。そして、今回カルティエ プリヴェに加わったタンクの始祖であるタンク ノルマルほど、神話的なモデルはない。

The Cartier Tank Normale watch in yellow gold
Ryan Hopkinson © Cartier

The Cartier Tank Normale watch in platinum
Ryan Hopkinson © Cartier

1917年にルイ・カルティエスーパーコピー優良サイトがデザインし、1919年に発売されたタンクは、第一次世界大戦の塹壕戦で活躍したルノー型戦車の俯瞰図からヒントを得ている。時計製造史において最も象徴的なデザインのひとつとしては残酷な(文字通り)インスピレーションではあるが、カルティエがその後、多くのバリエーションのタンクを発表するきっかけとなったのは言うに及ばない。

 長い沈黙の末に、タンク ノルマルは、クラッシュ、タンク サントレ、トノー、タンク アシメトリック、クロシュ、タンク シノワーズとともに、カルティエの過去と現在のギャップを埋める他のバリエーション(そして他のアイコニックな時計)として加わることができたのは、至極当然に思われる。

 この復刻版タンク ノルマルは、1917年に発表された初代タンク ノルマルの象徴的な特徴を数多く備えており、同じプロポーションと面取りが施されたサファイアクリスタル、内側のレイルウェイ ミニッツトラックとVII数字の中に誕生年である“1917”が隠された美しいローマンダイヤル、ポリッシュされた面取りとは対照的なサテン仕上げのケースと“ブランカード(フランス語で“担架”を意味し、タンクのケース側面が担架のハンドルに似ていることからその名がついた)”スタイルなどが受け継がれている。

 そのプロポーションは、初代の縦29.6mm×横23mmから、より現代的な32.6mm×25.7mmにサイズアップされている。YGのタンク ノルマルにはリューズにブルーサファイアのカボションとブラウンのアリゲーターストラップが、Ptにはルビーカボションとブラックのアリゲーターストラップが付属する。それぞれ200本の限定生産となる。しかし、それだけではないのだ。

The Tank Normale Skeleton in yellow gold
Ryan Hopkinson © Cartier

The Tank Normale Skeleton in platinum
Ryan Hopkinson © Cartier

 この時計を現代に蘇らせるため、カルティエはYGとPtのタンク ノルマルを各50本追加生産するそうだ。この2モデルは、カルティエが得意とするスケルトンムーブメントを搭載し、24時間ムーブメントのブリッジに同色のアクセントが施されている。そう、このモデルに関しては、長針が通常通り1時間に1回転するのに対して時針は24時間かけてダイヤルを1回転するのだ。

 さらに混乱するのは、12時(正午)が一番上にあることだ(一般的な24時間ダイヤルが0時から始まるのとは対照的だ)。ダイヤル上半分には太陽を象ったブリッジ、下半分には三日月を象ったブリッジがあしらわれている。

 さらに、それでも足りないということなら、ダイヤモンドをセットしたPtモデルのスケルトン仕様のノーマルも20本発表されている。なんてワイルドなんだ。

The Cartier Normale in platinum and yellow gold on bracelets
Ryan Hopkinson © Cartier

 そしてカルティエ プリヴェ コレクションでは初めて、YGとPtのタンク ノルマルが、それぞれ限定100本で、同素材のブレスレットで登場する。ヴィンテージ・カルティエのコレクターや愛好家はしばしば、これをヒストリカルコレクションの極北と見なしている。サテン仕上げのケースは、サテン仕上げのブレスレットまで続き、完全に一体化することなく、ほぼシームレスに見えるようデザイン上の配慮がなされた。

我々の考え
 このリリースで、今年のWatches & Wondersの取材はもう終わりといってもいいかもしれない。もちろん冗談だが、半ば本気だ。このリリースは、私がカルティエに期待していたものであり、カルティエは見事その期待に応えてくれたからだ。

The Cartier Privé Normale in yellow gold
Antoine Pividori © Cartier

The Cartier Privé Normale with diamonds
Antoine Pividori © Cartier

 かつてのタンク ノルマルは、発売から2年間しか生産されなかったため、長いあいだ眠れる存在だった。そして、より男性的なサイズ感を持つタンク サントレや大胆なデザインであるクラッシュは、コレクターの憧れの的となったが、タンク ノルマルは、そのすべての始祖として称賛に値する存在だ。多くの時計コレクターが、カルティエがタンクコレクションを締めくくるためにタンク ノルマルを復刻することを待ち望んでいたのを私は知っているが、彼らが失望することはないだろう。

 カルティエはディテールにこだわるメゾンである。サテン仕上げのブランカードや傾斜状のシェイプにカットされた風防などの採用を、発表以来、私が話をした時計コレクターたちはすぐに気に入ったようだ。スケルトン仕様は、それ自体は突飛なものではなかったが、24時間コンプリケーション(上下反転)は、間違いなく驚きだった。

 1940年代のタンク ノルマルの“エペ(epée)針”ではなく、初代を彷彿とさせる“ブレゲ”針を採用して欲しかったと思わなくはない。しかし、その程度のことは、この作品のデザインを実に高めているブレスレットに比べれば、はるかに重要なことではない。

The Cartier Privé Normale platinum on bracelet
Ryan Hopkinson © Cartier

 私はカルティエのブレスレットマニアだ。1920年代以降のカルティエのブレスレットの発展を理解するために、何日もかけて研究し、勉強してきた。このスタイルのブレスレットを備えたPtのタンクは、濫用を承知でいうと、私のグレイル(宝物)だ。

 歴史の講義は別の機会に譲るとして、カルティエがついにブレスレット仕様のカルティエ プリヴェを発表し、しかも1920年代の“ア・マイヨン(à maillons)”ブレスレットを完全に模倣したものを発表したことに拍手を送りたい。あとは、778万8000円(Pt)の価格だけが、私の夢の時計と私のあいだを隔つだけである。

基本情報
ブランド:カルティエ
モデル:カルティエ プリヴェ タンク ノルマル

直径:32.6mm×25.7mm(レザーストラップ仕様)、35.2mm×27.8mm(スケルトン仕様)、32.6mm×25.7mm(ブレスレット仕様)
厚み:6.85mm(標準・ブレスレット仕様)、8.15mm(スケルトン仕様)
ケース素材:18KYG、Pt950/1000
ダイヤルカラー:サテン仕上げのグレー文字盤(標準・ブレスレット仕様)、サテン仕上げとダークグレーギヨシェ仕上げ(Pt、YGスケルトン仕様)、サテン仕上げとハンマードダイヤモンドような仕上がり(Ptxダイヤモンド仕様)
インデックス:ローマ数字
防水性能:非防水
ストラップ/ブレスレット:ブラックまたはブラウンのアリゲーターストラップ(標準仕様)、18KYGまたはPt製ブレスレット(ブレスレット仕様)、交換可能なセミマット交換可能なグレーとボルドーのアリゲーターストラップ(Ptスケルトン仕様)、交換可能なブラウンとグリーンのアリゲーターストラップ(Ptスケルトン仕様)、交換可能なブルーとダークブルーのアリゲーターストラップ(Ptxダイヤモンド仕様)

The skeleton Tank Normale
Ryan Hopkinson © Cartier

ムーブメント情報
キャリバー:Cal.070(標準、ブレスレット仕様)、Cal.9628 MC(スケルトン仕様)
機能:時、分(標準、ブレスレット仕様)、時、分、24時間デイ/ナイト表示(スケルトン仕様)
直径:15.29mm(標準、ブレスレット仕様)、22.38mm
厚み:2.15mm(標準、ブレスレット仕様)、3.9mm(スケルトン仕様)
パワーリザーブ:38時間(標準、ブレスレット仕様)、36時間(スケルトン仕様)
巻き上げ方式:手巻き
振動数:2万5200振動/時(標準、ブレスレット仕様)、2万1600振動/時(スケルトン仕様)
石数:情報あり次第アップデート

価格&発売時期
価格:ストラップモデル 506万8800円(Pt)、451万4400円(YG)、ブレスレットモデル 778万8000円(Pt)、679万8000円(YG)、スケルトンモデル 1168万2000円(Pt)、1036万2000円(YG)、ダイヤセットモデル 1557万6000円(すべて税込予価)
発売時期:今春予定
限定モデル:ストラップモデルは各200本。ブレスレットモデルは各100本。スケルトンモデルは各50本。ダイヤセットモデルは20本。

チューダー ブラックベイに新生バーガンディベゼルが登場。

ル・ロックルに構えるチューダーの新しいマニュファクチュールから、フルボディのワインレッドベゼルを持つブラックベイが登場した。この時計は防水性、パワーリザーブ、耐磁性、精度のテストを経て、METASマスタークロノメーター認定を受けている。これはチューダーが将来的に、全ラインナップをMETAS化する計画であることを示唆している。

チューダー ブラックベイ バーガンディベゼルの3機種
この時計は、チューダースーパーコピー代引きのマニュファクチュールキャリバーMT5602-Uを搭載しており、特に“ウィークエンドプルーフ”(約70時間であれば、巻き上げをせずに時計を外さなくていいこと)を実現したスグレものだ(以前から自社製ムーブメントにあったものだが、やはりあるとうれしい)。また非磁性ヒゲゼンマイの採用により、日差5秒以内の精度で時を刻んでいく。

2012年に初代ブラックベイがバーガンディベゼルで発売され、それは2015年に復活を果たしている。そして今、この時計は、バーガンディベゼルに美しいブラックの文字盤、スティールケース、そして少し手が加えられたユニークな針で、かつての赤のルーツに立ち返った。初代のBBより薄くなったとはいえ、ドーム型サファイアクリスタル風防を用いているため41mmと、少し大き目だ。また、チューダーローズをあしらったねじ込み式リューズのデザインも一新している。ブレスレットにはサテン仕上げの3連リンクのSSブレスレット、またはサテン仕上げとポリッシュ仕上げを組み合わせた、5連の楕円形リンクを持つSSブレスレットのいずれかから選択が可能だ。ブレスレットが不要な方の場合は、ラバーストラップのオプションもある。3つの機種すべてには、マイクロアジャストが簡単にできる、チューダー独自の“T-fit”クイックアジャストクラスプをセットしている。

我々の考え
カラーは多ければ多いほどいい! このような美しいブレスレットに、この豊かな色合いのレッドが戻ってきたことに興奮を覚えている。当初の思いが成就した感じだ。スノーフレーク針とインデックスに配された夜光がより一層際立って見えて、2012年の時計よりもバランスが取れているようにも感じるのだがそれはまた別の話で、少し微妙なところだ。

チューダー ブラックベイ バーガンディベゼル、5連リンクブレスのイメージカット
METAS認証はエキサイティングで、かなり印象に残るだろう。新しいマニュファクチュール、そしてこの新たなMETAS認証は、チューダーにとって大きな意味を持つものであり、そしてブランドとしての真の実力を同時に示している。また耐磁性や200m防水もダントツに刺さるが、特にラバーストラップの“T-fit”は使い勝手がいいと感じている。そして60万円以下で、一流のスポーティな時計づくりというきれいなパッケージを手に入れることができるのだから、文句のつけようがないのである。

基本情報
ブランド: チューダー(Tudor)
モデル名: ブラックベイ(Black Bay)
型番: M7941A1A0RU-0001(3連リンクのSSブレスレット)、-0002(ラバーストラップ)、-0003(5連リンクのSSブレスレット)

直径: 41mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤: ブラック
インデックス: アプライド
夜光: あり、針とインデックス
防水性能: 200m
ストラップ/ブレスレット: 3連リンクのSSブレスレット、5連リンクのSSブレスレット、ラバーストラップ。いずれも“T-fit”クイックアジャストクラスプが付属

チューダー ブラックベイ バーガンディベゼル3機種の正面カット
ムーブメント情報
キャリバー: MT5602-U
機能: 時・分・秒
直径: 31.88mm
厚み: 6.5mm
パワーリザーブ: 約70時間
巻き上げ方式: 自動巻き、両方向回転ローター
振動数: 2万8800振動/時
石数: 25
クロノメーター: COSCとMETAS認定

チューダー ブラックベイ バーガンディベゼルのリストショット
価格 & 発売時期
価格: 5連リンクSSブレスは57万2000円(税込)、3連リンクSSブレスは55万8800円(税込)、ラバーストラップは53万1300円。すべて税込

カルティエの現代における最高傑作のひとつであるトーチュの25周年(そして復活)を記念して、

今年のカルティエのテーマはずばり、“Turtles all the way down”だ(ヒンドゥー教と中国語で“世界を背負う亀”を意味するだけでなく、ブルックリンにある私のお気に入りのバーの名前でもある)。カルティエは新作としてトーチュ以外にもさまざまなモデルを発表したが、同モデルが今回のWatches and Wondersにおけるカルティエ プリヴェの目玉であったことは間違いない。トニー・トレイナはこのモデルのリリースを読む価値のある素晴らしい記事に仕立ててくれたが、私はオリジナル……、いや、25年前のCPCPではなく本当の意味でのオリジナルを見直す価値があると感じた。

3月にパルマに行ったとき、カルティエスーパーコピー代引き優良サイトから次に発表されるのがトーチュであることを明らかにされた。数カ月前から噂は耳にしていたが、カルティエの2024年新作“予想”の際には同モデルに対して自分の心に正直な1票を投じていた(ちなみに、「マキシ オーバル」の再臨についてはいまだに期待している)。そこで、その場に居合わせたアウロ・モンタナーリ氏(Auro Montanari、通称ジョン・ゴールドバーガー氏)に、私が長いこと実物を見てみたいと思っていた時計、1929年のプラチナ製カルティエ トーチュ モノプッシャー クロノグラフ(世界で1本しか製造されなかった)を出してもらえないかとお願いした。

この時代のカルティエのモノプッシャー クロノグラフは、イエローゴールド製7本、プラチナ製1本の計8本が知られている。この時計には、興味深い来歴がある。この時計は以前、(非常に希少な)書籍の形で残っている“ホワイト・カルティエ”コレクションを手がけたジョルジオ・セラニョーリ(Giorgio Seragnoli)氏の手元にあった。カルティエのコレクター曰く、セラニョーリ氏が所有していた時計は、ブルーのアルカンターラストラップによってひと目でそれとわかることが多いという(もちろん、それが保証にはならないが)。モンタナーリ氏は一時期このモデルを追い求めていたが、当時のセラニョーリ氏は資産を無尽蔵に持ち合わせており、それによって誰も持っていないような時計の確保に勤しんでいた。しかし、結局は時計を手放すことになり、モンタナーリ氏に再びチャンスが巡ってきた。これは教訓だが、チャンスというものは逃したら基本2度と巡ってこない。

アウロ・モンタナーリ氏所有の1929年プラチナ製カルティエ トーチュ モノプッシャー。時計を手にしているのはベン・クライマー。

ホテルのロビーで時計の裏蓋を開けることはしなかったが、この時計にはヨーロピアン・ウォッチ・カンパニーのムーブメントが搭載されている。モンタナーリ氏が送ってくれた写真を以下に紹介しよう。このムーブメントはブリッジとレバーの塊で、いまだに駆動することに驚かされる。しかし実際、動いていたのだ。私は気が済むまで時計をスタート・ストップしたり、リセットしたりさせることができた。分積算計はジャンプするのではなく、ゆっくりと少しずつ針を進める。彼は私に言った。「使えない時計なんて、持っていても仕方ないでしょう?」

ヨーロピアン・ウォッチ・カンパニー製のムーブメント。photo courtesy John Goldberger

文字盤は明らかにコンディションが悪い。カルティエの文字盤が1950年代から1960年代にかけて、当時の所有者によって頻繁に交換された理由もよくわかる。正直なところ、1920年代のカルティエとしてはかなり良好なコンディションを維持していたが、ケースは(防水はおろか)耐候性を備えているとは言い難いものだった。現在では、貴重な時計のオリジナル文字盤を保存し、カルティエに別の新しい文字盤の製作を依頼することができる場合がある。この個体ではプラチナケースのほか、ケースとムーブメントのシリアルナンバー、“D”バックルのプラチナホールマークなど、多くの刻印が残されている。また、ファセットが施されたブルーのリューズ(ルビーカボション付きの現行プラチナモデルとは異なっている)も取り付けられている。

「このトーチュは1990年代末にサザビーズのジュネーブオークションに出品されるまで、ミラノの女性が所有していました」。モンタナーリ氏は語る。「その後、オズワルド・パトリッツィ(Ozvaldo Patrizi)氏の本に掲載されています。私はこの時計を5年前に購入しました。当時、カルティエの記録を見つけるのは大変でした。何の手がかりもなかったのです」

「その女性はイタリアのファシズム体制におけるある重要閣僚の愛人であり、その閣僚が彼女のためにこの時計を注文していたことがわかりました(オークション当時、彼女の年齢は80代から90代だった)。カルティエには、1920年代から1930年代にかけてのこの数奇な時代に、王室、政治家、指導者たちに販売されたすべての時計に関する個別の特別な記録が残されています。そして最近、その記録がようやく発見されました。カルティエの手によって、世界で唯一のプラチナモデルであることが証明されたのです」。控えめに言っても、興味深い出自だ。

素晴らしい時計が集まる場所で週末を過ごしました。

もし映画『ナイト ミュージアム(原題:Night at the Museum)』がアメリカ自然史博物館ではなく、例えば南フランス(具体的にはモナコ)で、しかも昼間に、もっと多くの人々がいるなかで行われたとしたら、それはほぼモナコ・グランプリ・ヒストリックのようなものになるでしょう。

モナコ自動車クラブ(Automobile Club de Monaco)は2年に1度(2024年で14回目)、グランプリ・ヒストリック(Grand Prix Historique)を開催しています。これは生きた博物館のようなイベントで、パネライスーパーコピー代引き優良サイト1920年代後半から1980年代に製造されたグランドエフェクター付きF1マシンまでのレーシングカーが、ほぼ1世紀近くにわたりモナコグランプリを開催してきた同じ市街地サーキットを走るのです。

この真ん中には競馬場があります。実際に水の中にあるわけではないですが、これ以上場違いなところはないでしょう。あの山を越えてボールを投げられるか、どうか賭けてみませんか?

毎年、マリーナ周辺の通りは、カジノ・ド・モンテカルロへの丘を登りってから再度丘を下り、ポール・エルキュールへと続くトンネルを抜けるまでの通りは、チェッカーフラッグを目指すレース参加者のためだけに閉鎖されます。各チームは、時代別または車種別に編成された8つのクラスのいずれかにクルマをエントリーします。これらは単なる展示品ではなく、激しく走らせるためにここに集結するのです。目的は自慢するためですが、トロフィーも用意されています。

クルマ好きにとって、これ以上のものはありません。珍しい名車が博物館に展示されているのを見るのも、ゴルフコースでゆっくり走るのを見るのも一興です。しかし、モータースポーツのなかで最も歴史あるサーキットのひとつで、(ドライバーの)限界まで走らせられるのを見聞きすることこそが真髄なのです。

1974年、ジェームス・ハント(James Hunt)がドライブしたヘスケス308。チームが初めて製作したF1マシンです。

ホイヤー モナコ 1133b、“トランジショナル”リファレンス。

GPH(グランプリ・ヒストリック)を楽しんでいるあいだ、モナコを着用していました。それまではあ気に留めたことはありませんでしたが、確かに重要な時計です。ブランドにとって重要な役割を果たし、存在することをうれしく思います。マックイーンに似合ってるから、それだけで自然とクールになる。ただその魅力を完全には“理解”していなかったようです。

アイルトン・セナのロータス97T(左)とマクラーレンMP4/4。

街を歩いて、ここでレースをしているクルマを見てわかったことは、非常にシンプルな真実です。それは、物事がクールである理由が必ずしも論理的ではないということです。これは特に深い洞察ではありません。とはいえ、ハイパワーのレーシングカーが小さな通りを疾走するのは、現実的にはとんでもない話です。今日、ほかのどこかでそれが起こったとしても、ここモナコと同じような意味で起こることはほとんどありません。

特定の目的のために作られたマシンが、本来存在するべきではない場所で限界に挑むのは、見ていて信じられないようなことです。それは本来存在するはずのないものだからです。そうでなければ通常は共感しにくいものに、人間的な文脈を与えるようなものです。レースカーがレーストラックにいるのは当然のことであり、それは不毛で、(うまくいっているときは)あまり劇的ではありません。それはバランスの取れた方程式のようなものです。

1972年のフェラーリ312B3プロトタイプ。“スノープラウ”として知られています。

つまり、あれを見てください。

飛行機みたいなクルマが狭い市街地の道路を走り、ヨットがたくさん停泊しているマリーナに通じる狭いトンネルを思い切り走らせたら? 途端にカッコよくなるのです。自動車レースにこれ以上ドラマが必要だったわけではありませんが、それでも評価は10点満点で文句なしです。

1974年のサーティース TS16がカジノ スクエアを疾走しています。

モナコ(時計)は、そんなに極端な例でしょうか? いや、そうではありません。しかし、だからといって類似点がないわけではありません。モナコ(場所)を離れる頃には、その時計に対する新たな評価が芽生えていました。私は手首が細いため、このサイズの時計は自分には扱いにくく、またはつけ心地が悪かったりするだろうと考えていましたが、実際にはそうではありませんでした。

GPHを取材しているあいだ、この時計のことはあまり考えていませんでしたが、多くの状況で長時間身につけることを想定した製品としては高く評価できるでしょう。注意をほかに向けなければならない活動をしているときに、時計のことをあまり考えたくはありません。最高の道具は邪魔にならないものです。このサイズの時計はチタン製のほうがより適していると思いますが、スティール製のモナコも決して着用しにくいわけではありません。そして幸運にも一緒に過ごすことができた、ヴィンテージのモナコ Ref.1133Bの40mm×14mmというサイズは、現行のタグ・ホイヤー モナコ(39mm×14mm)とほぼ同じ大きさです。

1974年のサーティース TS16。

有名なカーディーラー、トム・ハートリー・ジュニア(Tom Hartley Jr.)が元ジャッキー・スチュワート所有の1970年製マーチ 701と一緒にいます。熱心な読者は、彼がパテック フィリップ ノーチラス 5990をつけていることにも気づくでしょう。

ここにはトレーラー・クイーン(展示用の車)など存在しません。

スクエアウォッチはラウンドよりも常に大きく感じられますが、モナコは興味を引く存在であり邪魔にはなりません。レーシングクロノグラフであることは言うまでもないですが、視認性を高めたサイズも丁度いいです。とても機能性に優れているのです! またそのデザインと形は、当時のホイヤーのダッシュボードクロックをほうふつとさせます。クールで興味深い存在でもあります。モナコは、私の予想をはるかに超えて、楽しい時計であることを証明してくれました。

繰り返しになりますが、何か新しいものと過ごす時間が以前の概念を覆す可能性があるということは、特に深い洞察ではありません(いい意味でも悪い意味でも!)。しかし、もともとタグ・ホイヤー モナコについての考察記事を書こうとしていたわけではありません。プランとしては、素晴らしい場所で素晴らしいクルマと、素晴らしい時計を見に行くことでした。にもかかわらず考えさせられたのです。

こちらが2025年のドレスウォッチのおすすめモデルだ。

この時期は時計愛好家にとって、1年を振り返り、その年のお気に入りの時計を思い出す時期でもある。

これまでに僕たちは2024年で最高のバジェットウォッチを取り上げてきたが、今回は2024年のドレスウォッチ部門を発表する。ベンがひとつに絞りきれなかったことや、ストーンダイヤル、ミニサイズなど、僕たちがドレスウォッチというものをどう捉え、どんなシーン(たとえば格式高いイベントや特別なディナー、夜の街への外出)で身につけたいかが、このリストには反映されている。

サイモン・ブレット クロノメーター アルティザン ローズゴールドとベルネロン ミラージュ 34 タイガーアイ

ひとつには絞れなかった! この記事を読んだあとなら、きっと驚く人はいないだろう。今の自分の心が完全にインディペンデントウォッチメーカーに向いていることは明らかだからだ。自分と同世代で、同じ時代をともに歩んできた彼らが、素晴らしい時計を生み出しているのを見ると、どうしても心が動かされてしまう。

サイモン・ブレットには、2023年のGPHGの翌日に彼と出会って以来、ずっと魅了され続けている。しかしチタンやジルコニウム製のバージョンは、そのきわめて精緻な仕上げに対して、少しカジュアルすぎると感じていた。だがローズゴールド製ケースにブラックの手彫り文字盤を組み合わせたモデルで、その印象は一変した。完全に心を奪われ、恋に落ちたと言っても過言ではない。ベルネロンのミラージュに関しても同様だ。初期モデルは素晴らしかったが、私の手首には少しケースが厚いというよりも縦に長すぎるように感じていた。しかし新たに発表された34mmケースにタイガーアイダイヤルを備えたミラージュは、まさに驚嘆すべき時計だ。サイモンやシルヴァンのような時計師たちが、自らの哲学を貫きながら独自のアプローチで素晴らしい時計を生み出している姿を見るのは本当にうれしい。彼らの作品には、ほかでは決して真似できない個性と情熱が宿っている。

グランドセイコー SLGW003

今年、グランドセイコーが手巻きのハイビートムーブメントを再導入したことは、ブランドのラインナップをクラシックなアイデアで見事に再構築しただけでなく、今年私にとって“白い鯨”とも呼べるほど追い求める存在となった時計、SLGW003を生み出した。

本作は驚くほど軽量で、見事なまでに高輝度のブリリアントハードチタン製ケース、象徴的な“白樺”モチーフの文字盤、そして非常に感触のいい手巻きの9SA4ムーブメントを備えている。SLGW003はグランドセイコー史上、最も完成度の高い時計のひとつと言っても過言ではない。この時計は新しいグランドセイコーが持つすべての美点を体現し、150万円前後の価格帯における手巻きムーブメントとしては最高峰の感触を誇る。そして、そのすべてが見事に調和しているのだ。

この1年、SLGW003を購入する寸前まで何度も迫った。ニューヨークのブティックだけでなく、日本でも同様だ。初めて訪れた日本では、この時計がまるで私を追いかけてくるかのように、訪れる先々のツアーストップや店舗で目の前に現れ続けた。そしてついには、ムーブメント設計者の田中佑弥氏にも出会い、手巻き時の感触や操作感が所有者にとってどれほど特別な体験になるかを意識して設計したのかを、直接聞くことができた。普段選ぶドレスウォッチなら、よりシンプルで厳かな文字盤や、スモールセコンドが配されたデザインを好むことが多い。しかしSLGW003はその完成度の高さから、いつか必ず自分のコレクションに加わることになるだろうという確信がある。おそらく、それはそう遠くない未来のことだろう。

オーデマ・ピゲスーパーコピー時計代引き 優良店 ミニ ロイヤル オーク

フロステッドゴールド仕様のAPミニ ロイヤル オークを、ここでは”ドレスウォッチ”と呼ぶことにしよう。少なくともスポーツウォッチではないのだから、この時計は独自の非常にグラマラスなカテゴリーに属すると言える。

この小さなロイヤル オークが、フォーマルな場やエレガントな夜のイベントにぴったりな理由は何だろうか? 私がドレスウォッチに求める要素を紐解いてみよう。それも400万円を超える価格帯の時計についてだ。まず第1に、手首を見下ろすたびに誇りと喜びが込み上げるような感覚を与えてくれること。第2に、どんな服装であっても静かな自信を醸し出すほどエレガントに自分を飾ってくれること。そして最後に、それ自体がジュエリーとしての存在感を放つほど彫刻的であるか、またはほかのブレスレットと重ね付けできるほどのバランスを持っていること。ROミニは私にとって後者に当たる。つまり、ほかのブレスレットと重ね付けすることで輝きを増す、ディスコ時代へのオマージュのようなブレスレット型ジュエリーなのだ。このミニさがミディアムサイズのフロステッドロイヤル オークよりも主張しすぎず、むしろスタイリングに控えめながらも洗練された層を加えてくれる。2025年には、プレーンゴールドやツートーン(スティールとゴールド)のミニ ロイヤル オークが登場することを願っている。

スモールウォッチのトレンドにおいて、間違いなくカルティエがトップランナーであることは否定できない。しかしROミニも今、輝かしい瞬間を迎えている。セリーナ・ウィリアムズ(Serena Williams)、シモーネ・バイルズ(Simone Biles)、リアーナ(Rihanna)の手首で輝くその姿を見れば一目瞭然だ。

カルティエ タンク アメリカン スモール イエローゴールド

2024年は、これまでのどの年よりも多くのドレスウォッチを検討し、探し求め、購入した1年だった。私が手に入れた時計はどれも現代のものではなかった(私は典型的なヴィンテージ愛好家だ。面倒くさいのは自覚している)。しかしカルティエはヴィンテージ愛好家にとってきわめて魅力的なモダンドレスウォッチ、タンク アメリカン スモールをひそかにリリースしていた。

名前に惑わされてはいけない。このサイズは多くの手首にフィットし、私の7.25インチ(約18.4cm)の手首にも完璧に収まる。ちなみに、私は身長193cmだ。この新しいカルティエが好きな理由の大部分は、私のお気に入りのヴィンテージウォッチのひとつ、1970年代のパリ製タンク サントレ ミディアムサイズをほうふつとさせるからだ。50年の時を経てミディアムがスモールに変わるのは、なんだかおもしろい話だ。ヴィンテージサントレは幅20mm×長さ36mm、そして2024年のタンク アメリカン スモールは幅19.4mm×長さ35.4mmだ。もちろんタンク サントレとタンク アメリカンは技術的には異なるモデルだが、このふたつを比較したときの違いは、現代のアメリカンではブランカード(仏語で担架の意)がわずかに厚くなっていることくらいだ。それ以外に大きな違いはない。

そして予想される批判に先んじて言っておこう。そう、この122万7600円(税込)の時計にはクォーツムーブメントが搭載されている。正直に言えば、現代において18Kイエローゴールド製のカルティエを手に入れるというのは、そういうことなのだ。そして誰もカルティエをムーブメント目的で購入するわけではない(トーチュ モノプッシャーを除いては)。ヴィンテージサントレにはカルティエ製Cal.78-1が搭載されている。これはETA 2512をベースにして、トレインブリッジにカルティエの刻印を施したムーブメントだ。特筆すべき点はないが、それでも私はこのムーブメントが大好きだ。

最高のバジェットウォッチやドレスウォッチを紹介してきたが、

今日は少し特別な時計たちを取り上げる。記録を塗り替えた懐中時計や個性的なトゥールビヨン、圧巻の夜光を備えたモデル、さらには真のデジタルコンプリケーションを搭載した時計まで、実に多彩で複雑な顔ぶれがそろった。記事を読み終えたら、ぜひコメント欄で2024年にあなたの心を奪ったコンプリケーションウォッチ(複雑時計)を教えてほしい。

ヴァシュロン・コンスタンタン レ・キャビノティエ・ザ・バークレイ・グランドコンプリケーション

2024年の時計を選ぶカテゴリーで懐中時計を選ぶ機会はそう多くない。しかしあるブランドが(しかも自らの記録を塗り替えて)世界で最も複雑な時計を作り上げたなら、それは選ぶに十分な理由だろう。

この時計を手に取る幸運に恵まれた時間については、すでに何度も(1度だけでなく2度も)語ってきた。最後には、アメリカのコレクター、ウィリアム・バークレー(William Berkley)氏の金庫に収められることとなったが、ヴァシュロン・コンスタンタン レ・キャビノティエ・ザ・バークレイ・グランドコンプリケーションは真のウォッチメイキングの傑作だ。63の複雑機構、245個の石、2877個の部品を備え、重さは1kg近くに達する。そもそも時計自体が必需品とは言えない現代において、このような時計は存在する必要がないのかもしれない。それでもなお、ヴァシュロン・コンスタンタンは純粋な探求心と挑戦のために、限界を押し広げる意欲を持ち続けている。

11年にわたる開発の集大成として、ヴァシュロン・コンスタンタンは世界初の中国暦パーペチュアルカレンダーを搭載することに成功した。これは太陰太陽暦に基づくもので、前作の世界最高複雑時計に採用されたユダヤ暦と同様、スーパーコピー時計代引き 優良店非常に高度で緻密な機構だ。この偉業はまさに時計製造の頂点をきわめた瞬間と言えるだろう。ここまで聞くと、少し技術的で冷静すぎる印象を受けるかもしれない。それも無理はない。なにせこの時計は触れることも手に取ることも、ましてや日常で使うことなど想像もできない、いわば時計界のコンセプトカーのような存在なのだから。だからといって、その圧倒的な存在感や、実物を目にした時の衝撃が薄れるわけではない。あの瞬間の驚きと感動は、これから先も決して忘れることはないだろう。

A.ランゲ&ゾーネ ダトグラフ・パーペチュアル・トゥールビヨン・ハニーゴールド “ルーメン”

これはもう迷う余地すらなかった。確かにA.ランゲ&ゾーネ ダトグラフ・パーペチュアル・トゥールビヨン・ハニーゴールド “ルーメン”は、ほかの同僚たちが選んだ時計に比べると控えめとは言いがたい。しかし、それでもバークレイ・グランドコンプリケーションほど圧倒的というわけではない。2024年の新作時計は全体的にやや大人しい年だったという声をよく耳にしたが、それでも心を揺さぶる名作がなかったわけではない。その代表格がこの時計だ。

長年、A.ランゲ&ゾーネはルーメンシリーズと複雑機構をあえて別々に展開してきた。しかし、突如としてそのふたつの路線は交わり、まるでトロッコ問題を解決しようとする虚無主義者のように、この驚異的な時計が2024年のWatches and Wondersで姿を現した。さらに、めったに使われないハニーゴールド合金がケースに採用され、50本限定という希少性も加わることで、この時計は、ランゲのコレクターが限定モデルに期待するあらゆる要素を、ほぼすべて備えた理想的な1本となった。

2024年、A.ランゲ&ゾーネがこの時計を発表したのには明確な理由がある。2024年はダトグラフ誕生25周年という、ブランドにとって大きな節目の年だからだ。幸運にもこの時計を何度か手に取る機会があったが、そのたびに新鮮な感動を覚えた。ランゲの時計は一見すると控えめでストイックなダイヤルデザインだが、その裏には驚くべき技術が詰め込まれている。アウトサイズデイト、クロノグラフ、ムーンフェイズ、パーペチュアルカレンダー、さらに裏側にはトゥールビヨンという、考えうる限りの複雑機構が融合している。驚くべきことに、2024年のランゲのなかで最も気に入った時計はこれではない。それでも複雑機構という観点では、この時計の存在が頭から離れることはないのだ。

シャネル プルミエール サウンド

確かに、この時計は従来のコンプリケーションという定義には完全には当てはまらないかもしれない。しかし、厳密に言えば“時間を表示する以上の機能を備えている”という条件は満たしている。だから技術的には、これも複雑機構の時計として扱っても…まあ、いいだろう。

シャネルの時計は決してノスタルジーに縛られることはない。事実、シャネル ウォッチメイキング クリエイション スタジオ ディレクターであるアルノー・シャスタン(Arnaud Chastaingt)氏は、ウォッチデザインを未来へと押し進める確かな手腕を持っている。ネックレス型の時計にヘッドフォンが取り付けられているというと、少々奇抜に聞こえるかもしれないが、そこにはシャネルらしい遊び心と革新性が詰まっており、シャネルの顧客層にはしっくりとなじむ。この時計兼ネックレス兼テックオブジェは、伝統的なプルミエールのデザインをしっかりと保ちつつ、マスター&ダイナミック製のヘッドフォンによるオーディオ機能を追加している。スマートフォン(iPhoneやAndroid)やそのほかのオーディオ機器に接続可能で、日常使いにも実用性を備えている。さらに、イヤフォンのコードはネックレス部分に巧みに組み込まれており、取り外すことでシンプルなサントール(ロングネックレス)としても楽しむことができる。このデザインは単なるガジェットではなく、シャネルが手がけるラグジュアリーアイテムとして、しっかりと完成されたものになっているのだ。

2024年は“ありきたり”なデザインが主役の年だった。ファッション業界ではベージュのカシミアセーターやロゴなしのハンドバッグが主流となり、時計の世界でも控えめで洗練されたスタイルが目立った(たとえばチューダー ブラックベイ モノクロームやホワイトダイヤルのスピードマスターなど)。そんな静寂に包まれた1年のなかで、シャネルのプルミエール サウンドは、ひときわ異彩を放つ、楽しくエキセントリックな存在だった。真面目なトーンが支配するなか、この時計はまるで息抜きのような、遊び心に満ちたアクセントとなった。

ショパール L.U.C 1860 フライング トゥールビヨン

ほとんどの場合、トゥールビヨンは実用性という点では必要不可欠なものではない。しかし、よくできたトゥールビヨンを見ると、どうしても心を奪われてしまう。たとえばタグ・ホイヤーのカレラ トゥールビヨンは、初めて手に取った瞬間から憧れ続けている1本だが、市場ではあまり動きが速いとは言えない。一方でショパール L.U.C 1860 フライング トゥールビヨンは、ドレスウォッチとしての複雑さとエレガンスを見事に融合させ、まったく異なる魅力を放っている。両者のあいだには10万ドル(日本円で約160万円)以上の価格差があるが、それだけの価値がある仕上げが施されている。この時計はショパールのL.U.Cコレクション究極の表現であり、伝説的なCal.1.96の最高峰とも言える完成度を誇る。控えめで洗練されたコレクターにとって、L.U.C 1860 フライング トゥールビヨンは、2024年“最高のコンプリケーションウォッチ”と呼ぶにふさわしい1本だ。

これは世界で最も小さいフライングトゥールビヨンキャリバーを搭載している。直径27.4mm、厚さ3.3mmというサイズに収めることで、クラシックな1860のケースサイズ、直径36.5mm、厚さ8.2mm(さらにハンターケースバック付き!)を維持することに成功した。サイズは必ずしも力強さを意味しないが、この時計はそのコンパクトさのなかに驚くべき技術を詰め込んでいる。スペック好きなら、ストップセコンド機能、ブレゲ巻き上げヒゲゼンマイ、スワンネック緩急針、ジュネーブストライプ、そして手作業による面取りなどの特徴に心が躍るはずだ。さらに文字盤は、フィリップ・デュフォー(Philippe Dufour)氏のシンプリシティも手がけたことで有名なメタレム(Metalem)社によって製作されている。確かに、ショパールはこのL.U.C 1860 フライング トゥールビヨンをわずか10本限定で製作し、その価格は12万7500スイスフラン(日本円で約2230万円)という高額だ。ただそれが今年最高の複雑時計になり得ないというわけではない。なにしろマークの選んだ1本は、真に唯一無二の存在なのだから。

カルティエ 「トーチュ」モノプッシャー クロノグラフとダニエル・ロート トゥールビヨン ローズゴールド
はっきり言おう。このカテゴリーにふさわしい時計はひとつしかない。それはマークがすでに選んだヴァシュロン・コンスタンタン レ・キャビノティエ・ザ・バークレイ・グランドコンプリケーション、つまり史上最も複雑な時計だ。次に頭に浮かんだのはタンタンの選んだ時計だった。しかしそれもすでに選ばれていたため、私は少し方向性を変え、よりエレガントで単一の複雑機構にフォーカスした時計を選ぶことにした。

カルティエの「トーチュ」モノプッシャーは、プリヴェコレクションに追加された素晴らしいモデルであり、私自身も真剣に検討した時計のひとつだ。キャリバー自体の形状は美しいものの、少々物足りなさを感じる部分もある。しかし全体としては洗練されており、控えめでありながらエレガントだ。このバランスこそが、私が自分で購入したいと思うコンプリケーションウォッチに求める要素だ。これとまったく同じことが、復活を遂げたダニエル・ロート トゥールビヨン ローズゴールドにも言える。昨年のスースクリプションモデルよりも控えめな印象を受けるが、そのぶん仕上げに対する細かなこだわりが一層際立っている。ディテールへの徹底した配慮は、今日の独立系ブランドのなかでもトップクラスに匹敵する完成度だ。

カナコ サカイ(KANAKO SAKAI)の2025年秋冬コレクションから、ウィメンズ新作のジャケットやコートなどが登場。

ダメージ加工を施したツイードスーツ
DISTRESSED LAME TWEED BLAZER 143,000円、 DISTRESSED LAME TWEED SKIRT 132,000円
DISTRESSED LAME TWEED BLAZER 143,000円、
DISTRESSED LAME TWEED SKIRT 132,000円
シングルブレストのテーラードジャケットやロングスカートは、ラメ糸を織りこんだファンシーツイードを採用。華やかな素材感と洗練されたシルエットながら、大胆なダメージ加工を裾に施すことで、アシンメトリックな佇まいに仕上げている。カラーは、華やかなオフホワイトと、ラメ糸が青色にきらめくブラックの2色展開だ。

ウール素材のダメージ仕様ジャケットも
DISTRESSED WOOL BLAZER 99,000円
DISTRESSED WOOL BLAZER 99,000円
エルメスコピー 代金引換優良サイトまた、裾にダメージを施したテーラードジャケットは、ハリ感のあるウール素材でも用意。カナコ サカイならではのシャープなテーラリングと、やや大きめに設定したピークドラペルを取り入れつつ、ダメージ加工で短めの丈感にまとめた。

“斑らなきらめきを放つ”MA-1&ロングコート
WOOL VELVET MA-1 88,000円
WOOL VELVET MA-1 88,000円
MA-1ジャケットやチェスターコートは、青銅器の緑青を帯びた表情に着想。厚みのあるウールをベースに、ベロアやベルベットをニードルパンチで重ねることで、光沢とムラ感のある表情を引き出した。ハリのある素材感を活かし、MA-1はショート丈に、チェスターコートはセットインショルダーの構築的なフォルムに仕上げている。

VELVET WOOL LONG COAT 176,000円
VELVET WOOL LONG COAT 176,000円
カラーは、グレーとブルーの2色展開。いずれの素材も、斑らに光沢を帯びた力強い表情ながら、グレーではウール地にベロアを、ブルーではベルベットをニードルパンチで製作している。

“ラメ糸のストライプ”テーラードジャケット
SCARF-DETAIL STRIPED BLAZER 198,000円、 STRIPED BUTTON-UP TROUSERS 93,500円
SCARF-DETAIL STRIPED BLAZER 198,000円、
STRIPED BUTTON-UP TROUSERS 93,500円
2025年春夏シーズンに展開した、レースを重ねたテーラードジャケットは、今季、ラメ糸をストライプ状に織りこんだヘリンボーンで用意。スカーフのようにアシンメトリックな佇まいはそのままに、華やかさとクラシカルさをあわせ持った素材でアレンジした。また、セットアップでも着用できる、フロントに開閉式のスリットをあしらったスラックスも取り揃える。

詳細
カナコ サカイ 2025年秋冬 新作
取扱店舗:リスタイル 伊勢丹新宿、エストネーション、エディション、ロンハーマン、バーニーズ ニューヨーク ほか
※取り扱いは店舗により異なる

■展開アイテム例
・DISTRESSED LAME TWEED BLAZER 143,000円
カラー:オフホワイト、ブラック
・DISTRESSED LAME TWEED SKIRT 132,000円
カラー:オフホワイト、ブラック
・DISTRESSED WOOL BLAZER 99,000円
カラー:ブラック
・VELVET WOOL LONG COAT 176,000円
カラー:グレー、ブルー
・WOOL VELVET MA-1 88,000円
カラー:グレー、ブルー
・SCARF-DETAIL STRIPED BLAZER 198,000円
カラー:ブルー、バーガンディー
・STRIPED BUTTON-UP TROUSERS 93,500円
カラー:ブルー、バーガンディー

ルイ・ヴィトン × 村上隆“チェリー”を散りばめたサンダルが新登場。

チェリー・モチーフ&モノグラムの夏サンダル
ルイヴィトンスーパーコピー 代引き「LV × TM ボンディア ミュール」 213,400円
「LV × TM ボンディア ミュール」 213,400円
注目は、夏のコーディネートに活躍するサンダル。定番のスライドサンダルに、村上隆によるチェリーのグラフィックを落とし込んだ「LV × TM ボンディア ミュール」は、デイリーの着こなしに合わせやすいカジュアルな佇まいの1足。にっこり大きく口を開いて笑うチェリー・モチーフと、モノグラム・キャンバスをかけ合わせたストラップに、ゴールドカラーのバックルが優雅なアクセントを添える。

「LV × TM プールピロー ミュール」213,400円
「LV × TM プールピロー ミュール」213,400円
ふんわりとしたパッド入りのベルクロストラップがアイキャッチな「LV × TM プールピロー ミュール」もラインナップ。程よいボリューム感とチェリー・モチーフの織りなすポップな佇まいに加え、レザーライニングを配したアナトミックインソールとトレッド付きの軽量アウトソールにより履き心地が良いのも魅力だ。

長財布やシルクスカーフも
「LV × TM ジッピー・ウォレット」165,000円 サイズ:W 19.5 x H 10.5 x D 2.5cm
「LV × TM ジッピー・ウォレット」165,000円
サイズ:W 19.5 x H 10.5 x D 2.5cm
大きなチェリー・モチーフをあしらった、ラウンドジップ式の長財布も登場。柔らかなホワイトを基調としたモノグラム・キャンバスと、爽やかなモノグラム・デニムのモデルを用意する。

「LV × TM カレ90・モノグラム・チェリー」81,400円
「LV × TM カレ90・モノグラム・チェリー」81,400円
さらに、モノグラム・パターンのシルクスカーフにはチェリー・モチーフを総柄でプラス。生き生きとした、プレイフルな印象のスカーフはコーディネートのアクセントとして活躍してくれそうだ。

【詳細】
「ルイ・ヴィトン × 村上隆」第3弾
展開店舗:全国のルイ・ヴィトン ストア
アイテム例:
・「LV × TM ボンディア ミュール」 213,400円
・「LV × TM プールピロー ミュール」213,400円
・「LV × TM ジッピー・ウォレット」165,000円
・「LV × TM カレ90・モノグラム・チェリー」81,400円

【問い合わせ先】
ルイ・ヴィトン クライアントサービス
TEL:0120-00-1854

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