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行方不明者家族の悲痛な訴えを聞いてくれる機関の設置を求める。

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高見 到 03年10月6日 より不明                      
                                                       

父、高見 明


私の長男は、大阪府商工労働部に行政職としてデザイン研究センターに勤務していた。平成15年10月6日(月)無届で欠勤、その後一切の連絡又消息が無く今日に至っている。

その間、6年間種々手を尽くして原因及び所在の捜査を行ったが原因についてはある程度わかったが所在についてはまったく不明であり、(既に死亡も考えられる)行方不明当日から既に6年が経過、その間の経済的な負担は大きく(弁護士費用も含む)44歳までの長男の資産整理、マンションのローン、各種保険の継続等、かなりの損失である。

さらに加えて親として長男の死亡は考えられず生存を前提として日々、心の負担に耐え日夜忘れることなく常に心の中に鉛の塊を抱えたままの生活は、筆舌に尽くしがたくまさに地獄の生活である。
長男を知る職場の同僚、先輩、友人、仕事関係の人々は口を揃えて「彼は真面目で優秀である」と云う。私は長男に何か悪いところがあったのではないか…とすべての人々に問うても悪い返事は返ってこない。私としては(息子に)悪い事実があれば、又死亡の事実が判明すれば諦めがつき少しは穏やかに過ごせるものを…と思っています。

現在、行方不明者は年間8万~10万人云われている。その原因はそれぞれ違っているが残された身内、関係者の精神的負担は他人には想像がつかない苦痛を味わっている。

今、社会ではいろいろな社会的不条理に苦しんでいる方々の集まり、全国的な団体活動等があり公的な機関を動かしてその不条理の是正が行われている。行方不明および自殺等に対しての国(行政、警察、検察)の機関も真剣に取り組んでほしい。

行方不明者家族の悲痛な訴えを聞いてくれる機関の設置を求める。

息子に関する情報をお待ちしております。