ヴァシュロン・コンスタンタンが「メティエ・ダール - ウブロ スーパーコピー代引き博物学者へ敬意を表して -」をWatches & Wonders 上海 2023にて発表しました。
ヴェルデ岬から喜望峰、ティエラ・デル・フエゴ、マゼラン海峡を経て、「メティエ・ダール - 博物学者へ敬意を表して -」のコレクションは、探検と科学的発見への新たな賛歌であり、フランソワ・コンスタンタンの飽くなき冒険心と呼応しています。マニュファクチュールの職人たちによって情熱的に育まれたこの哲学は、世代を超えて受け継がれ、豊かな物語と感動を体現しています。
ヴァシュロン・コンスタンタンが、時計愛好家を19世紀の最も著名な博物学者たちが乗り込んだビーグル号の航海へと誘います。地理学者であるゲラルドゥス・メルカトルへ敬意を表して1994年に発表された「メルカトル」に続き、2021年に発表された「メティエ・ダール - レ・グランヴォヤージュ -」シリーズ、そして2018年に発表された「メティエ・ダール - レ・アエロスティエ -」シリーズでは、大空を征した気球を称えています。
1831年から1836年に世界の大洋を横断した彼らの冒険航海の最中に、科学の探検家たちはたくさんの発見を記録に残しました。長い航海の途中で立ち寄る度に、ツヤのある葉を持つ素晴らしい南国植物や色とりどりの極楽鳥、エキゾチックな色彩の蝶、花や果実の木立、そして魅力的な多くの野生動物たちを彼らは目にしました。これらは「メティエ・ダール - 博物学者へ敬意を表して -」のコレクションにインスピレーションを与えたものであり、繊細なイラストが施され、洗練された色彩豊かな作品が描かれています。
ヴァシュロン・コンスタンタンが語る探検の物語を支えるのは、「メティエ・ダール」コレクションのために集結する彫金やエナメル職人、ギヨシェ彫りのスペシャリスト、宝飾職人たちの優れた技術です。メゾンはこれらの技を自社内で培い、彼らの技術を交互に組み合わせることで世界に開かれた窓のようなダイヤルを創り出しました。メゾンはこの新しい各10本限定モデルを製作するにあたり、2つの職人技を組み合わせることを選択しました。ひとつはコンマ1mmほどの厳格さで装飾モチーフのカーブや奥行きを生み出す熟練彫金職人の極めて精巧な技術です。これに加えて火や顔料を自在に操る熟練エナメル職人は、微細な筆先でミニアチュール・エナメル画の傑作を作り上げます。直径41mmのホワイトもしくはピンクゴールドのケースに組み込まれるダイヤルに各シーンが描き上げられるのに、それぞれ4日間の作業が要されました。極めて細身のベゼルと両端にスクリューを配したラグによって見分けがつくこのケースの形は、メゾンが1980年代から90年代にかけて製造した時計から着想を得ています。
キャリバー1120 AT/1
ヴァシュロン・コンスタンタンは、エナメル職人や彫金職人の専門技術を自由に発揮させるため、自社製自動巻きキャリバー1120 AT/1を再び採用しました。特長は、なにより5.45mmという薄さです。これにより流れるようなラインに包まれたゴールドのケースの厚さもわずか11.68mmに抑えることができ、腕に装着した際にエレガントな表情をもたらします。
その独創的な構造とユニークな時刻表示により、ムーブメントの技術的特徴は美的デザインに置き換えられ、時を刻みながらダイヤルを通じて視覚的な旅へと誘います。ダイヤル上部の背後に隠されたアワーホイールは、3本のアームのそれぞれに4つの数字が配され、メゾンを象徴するマルタ十字を模したカムによって代わる代わる回転します。この巧妙な技術を凝らしたサテライトモジュールにより、時数字は120度に展開するミニッツトラックに沿ってダイヤルの上から下に向かって移動します。このように、工芸技術で装飾されたダイヤルを自数字が移動しながら、その位置が従来の針の代わりに分表示の役割を担います。
透明なケースバックからは、いつものようにオートオルロジュリーの装飾の伝統に敬意を払う仕上げが施されており、例えば、コート・ド・ジュネーブの模様や、22Kピンクゴ ールド製のローターに施されたギヨシェ彫りによる方位図のモチーフを鑑賞できます。
VACHERON CONSTANTIN(ヴァシュロン・コンスタンタン) 2023新作 19世紀の博物学者とともに描く探検。ヴァシュロン・コンスタンタン「メティエ・ダール - 博物学者へ敬意を表して -」
メティエ・ダール - 博物学者へ敬意を表して - カーボベルデ諸島(1832年1月)
41mmのホワイトゴールド製ケースに組み込まれたダイヤルには2つの絵があります。ダイヤル上部に描かれているのは、彫金とエナメルを組み合わせたビーグル号の雄大なシルエットです。船尾からの姿が繊細な彫金で描き出された船は、帆を膨らませ、ミニアチュール・エナメル画による大海原を滑るように進みます。時と分を表示するダイヤル下部には、生い茂った草の中で花々が咲き乱れる博物学の場面によって美しく装飾されています。これらは、限りなく繊細な技を用い、魅惑の色彩を自在に操るエナメル職人よって生み出されました。またサファイアクリスタルのケースバックからは、キャリバー1120 AT/1の秘密を覗くことができます。この10本限定モデルにはブルーのミシシッピアリゲ ーターレザーストラップとホワイトゴールド製のフォールディングバックルが組み合わされています。
メティエ・ダール - 博物学者へ敬意を表して - マゼラン海峡(1833年/1834年)
ビーグル号は、海上で数週間を過ごした後、当時から300年以上も前に発見した探検家の名が付くマゼラン海峡を通過しました。ここは極めて辺鄙な土地ながら、博物学者たちは、シダとヤシの葉が入り混じる豊富な植物を発見しました。その様子がダイヤル下部に描かれています。エナメル職人は、ピンクゴールド製41mmのケースにマッチするようにエナメルを何度も窯で焼成を繰り返し、これらの色を入念に仕上げました。ダイヤル上部は、ホワイトゴールドの彫金によるビーグル号がブルーエナメルの波に乗って航行する姿を描いたモチーフで優雅に飾られています。サファイアクリスタルのケースバックから見えるキャリバー1120 AT/1の繊細な仕上げは、視覚的な旅の続きを楽しませてくれます。この10本限定モデルにはブルーのミシシッピアリゲーターレザーストラップとピンクゴールド製のフォールディングバックルが組み合わされています。
メティエ・ダール - 博物学者へ敬意を表して - ティエラ・デル・フエゴ群島(1833年 - 1834年)
ビーグル号で船旅を続けた博物学者たちは、南米大陸の最南端に位置する群島のティエラ・デル・フエゴで魅力あふれる動植物を発見しました。ヴァシュロン・コンスタンタンの職人たちは、あらゆる角度から見て楽しめる作品を作り上げるため、当時のいくつかの版画から着想を得ました。41mmのホワイトゴールドケースにセットされたダイヤル上部には、ミニアチュール・エナメル画で飾った背景の上に彫金で立体的に描いた蝶と2羽の鳥が施され、ダイヤル下部には、ミニアチュール・エナメルによってティエラ・デル・フエゴの古い地形図と旅の世界を象徴する方位図のモチーフが描かれています。また、サファイアクリスタルのケースバックから時を刻むキャリバー1120 AT/1の姿が見えます。この10本限定モデルにはグリーンのミシシッピアリゲーターレザーストラップとホワイトゴールド製のフォールディングバックルが組み合わされています。
メティエ・ダール - 博物学者へ敬意を表して - 喜望峰(1836年5月)
記述によれば、ビーグル号はヨーロッパへの帰還に際して喜望峰からアフリカ大陸の沿岸を進んでいます。15世紀後半から用いられたこの伝説的な航路は、ダイヤル下部にミニアチュール・エナメルで描かれた航海の場面に見ることができます。また、目を凝らすと、限りなく細かな装飾で表現されたビーグル号を細部まで見ることができます。またダイヤル上部には、博物学者たちが喜望峰に立ち寄った際に観察したようなエデンの園を思わせる情景が彫金とエナメル職人の技を組み合わせて描き出されています。41mmのピンクゴールドケースにセットされたダイヤルには、とまり木で休む鳥たちの繊細な羽とイグアナの物憂げな姿を合わせた、まさに自然を思わせる光景が広がっています。サファイアクリスタルのケースバックから見えるキャリバー1120 AT/1の繊細な仕上げが、このモデルの見どころです。この10本限定モデルにはグリーンのミシシッピアリゲーターレザーストラップと1ピンクゴールド製のフォールディングバックルが組み合わされています。
VACHERON CONSTANTIN(ヴァシュロン・コンスタンタン) 2023新作 19世紀の博物学者とともに描く探検。ヴァシュロン・コンスタンタン「メティエ・ダール - 博物学者へ敬意を表して -」
スタイル&ヘリテージディレクター、クリスチャン・セルモニへのインタビュー
なぜ冒険家たちを選んだのですか?
当然のことながら、ヴァシュロン・コンスタンタンの「メティエ・ダール」は、過去から受け継がれてきた希少な職人技を各種の傑作時計に活かすコレクションであり、世界に対して開かれた創造性を示す時計製造を証明するものです。このような姿勢が歴史や旅に対するメゾンの嗜好に反映されているのは確かです。歴史や旅に結び付くテーマといえば、メティエ・ダール - レ・グランヴォヤージュ -」シリーズや「メティエ・ダール - レ・アエロスティエ」などです。19世紀にビーグル号に乗り込んだ「冒険家たち」を選ぶことで、私たちは時計の壮麗なフレスコ画を一から描くために必要なあらゆる材料を集めたように思います。博物学の点でもさらにそうですし、またコレクションを楽しいものにする目的の点でもそうです。ビーグル号自体はあまり有名ではないかもしれませんが、チャールズ・ダーウィンが1839年に出版した『ビーグル号航海記』の方がよく知られていることを忘れてはなりません。博物学者たちを誰もが知る存在になったのは、まさにこの本のおかげでした。そして今、航海記はメゾンのタイムピースのダイヤルに新たな反響を残しているのです。
このコレクションのダイヤルを作る上で困難だったのは何でしょうか?
「メティエ・ダール」とは、なによりまず技術を時計の美に役立てることを目的とするコレクションです。言い換えれば、工芸職人たちが最大限に表現を発揮できるようにダイヤルに余地を確保し、それにふさわしい表示機能が備わるムーブメントを用いるということです。ダイヤルの外縁に設けられた窓を通して回転ディスクによる時、分、曜日、日付を表示する自社製キャリバー2460 G4/2はそうしたムーブメントのひとつです。キャリバー1120 AT/1も同じ方針を踏襲しています。ただし、弧を描くミニッツトラックに沿って時数字が移動するこの5.45mmの超薄型ムーブメントの場合、3つのアワー・サテライトを回転させるための隙間をダイヤルに設ける必要があります。そのため、この新しい「メティエ・ダール 世界を旅する博物学者へ敬意を表して」のモデルを担当した職人たちは、実際に2層に分離したダイヤルの状態を念頭に置いてそれぞれの構成をひとつにまとめ上げなくてはなりませんでした。これは作業を複雑にしていますが、作品の魅力を損なうものではありませんでした。
偉大な探検家のシリーズのように、続編の計画はありますか?
ウブロ コピー代引き一見したところでは、チャールズ・ダーウィンとその仲間たちは、ヴァシュロン・コンスタンタンに時計製造の子孫を残すことはないでしょう。「コペルニク・スフェール・セレスト」や「エレガンス・サルトリアル」シリーズのように、あらゆる「メティエ・ダール」コレクションがいくつかの章を持つわけではありません。しかし、誰にも分かりません。全体的に見れば、素晴らしい時計の物語を生み出す魅力あふれるテーマで、おそらく19世紀の博物学者のテーマは、職人たちがビーグル号やダーウィンが書き残した発見や考察、その20年後の進化論により興味を抱くのに十分です。